ハースF1チームは、F1イタリアGPを6位でフィニッシュしたロマン・グロージャンに対する失格処分に対して正式に控訴プロセスを開始した。ロマン・グロージャンは、F1イタリアGPで6位でチェッカーを受けたが、レース後、ルノーがハースのF1マシンの合法性について異議を申し立てた。その後、スチュワードとFIAの技術団による調査が行われた。
FIAはハースのマシンが、最新の技術指南と技術規則の第3.7.1で規定されたフロアのリファレンスプレーンの先頭角の半径について違反していると判断。ロマン・グロージャンを失格処分とした。FIAは今年7月にレギュレーションを明確化するための技術指南を発行しており、チームはF1イタリアGP前にマシンを適合させる必要があると規定していた。ハースF1チームは、F1カナダGP後にアップデート版のフロア構成についてFIAから警告を受けていたが、夏のF1シャットダウンという時間的な制約を理由に時間的な猶予を求めていた。ハースは、修正を施していないVF-18でレースをするというリスクを選んだが、最終的にルノーの抗議とスチュワードの裁定によって失格となった。ハースF1チームのチームプリンシパルを務めるギュンター・シュタイナーは、チームが失格処分を正式に控訴することをTwitterで明らかにした。「我々のレースチームにペナルティを科すというスチュワードの決定に同意しておらず、イタリアGPでの6位フィニッシュは成立すべきだと強く感じている。我々はスチュワードの決定を控訴する」とギュンター・シュタイナーは述べた。
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