プレシーズンテストの周回数が全チームで最も少なかったハースだが、チームプリンシパルのギュンター・シュタイナーは“可能な限りの準備はできた”と考えている。第1回プレシーズンテストでは、かなり有望なスタートを切ったハースだが、翌週に実施された第2回のテストでは信頼性トラブルが多発。8日間のテストでの総周回数は474周に留まった。
しかし、ギュンター・シュタイナーは、チームのデビュー戦となる開幕戦オーストラリアGPへの準備は整っていると自信をみせている。「可能なかぎりの準備はできている!」とギュンター・シュタイナーはコメント。「コーナーの向こう側に何が待ち構えているかはわからない。テストでもっと走れたら良かったのは確かだが、それはできなかった。埋め合わせはできなかったが、ラスト2日間はベストを尽くした。現時点で可能な限りの準備はできている」「難しい日が何日かあったが、新しいチームにはそのような日はつきものだ。2週間前にはチームですらなかったわけだし、全員が素晴らしい仕事をして、懸命に働いた。彼らのことを誇りに思う」最終プレシーズンテストで発生した問題は一つのエリアに限られず、燃料センサーのトラブルが起こった後、ターボとブレーキ・バイ・ワイヤシステムという別の不具合に見舞われた。それらに問題についてのソリューションはあると質問されたギュンター・シュタイナーは「そのことについては強く確信している」とコメント。「オーストラリアまでに他の問題が発生するかどうかはわからないが、今のところそれらの問題は落ち着いている」