元ハースF1のロマン・グロージャンは、メルセデスのF1チームのボスであるトト・ヴォルフが“お別れテスト”の可能性について彼に電話したことを確認した。ハースF1のシート喪失が決定していたロマン・グロージャンは、昨年のF1バーレーンGPでマシンだ大炎上する恐ろしいクラッシュから生還したが、手に火傷を負うなどの怪我があり、自主的にラスト2戦を欠場した。
当然ながら、2009年にF1デビューを果たしたロマン・グロージャンは、そのような形でF1キャリアを終えることを望んでいなかったが、すでにF1マシンでのお別れ走行の話が持ち上がった。その実現するに興味を示したチームの1つはメルセデスであり、ロマン・グロージャンはそれについて話し合うためにトト・ヴォルフと電話をしていることを確認。今後、その計画は最終決定だけが必要となる。トト・ヴォルフから連絡があったかと質問されたロマン・グロージャンは「うん、あったよ。彼らと電話で話しているし、僕たちは計画を完成させようとしている」とコメント。「物凄いことになると思う」ハースF1は、ロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンを放出した後、2021年のドライバーとしてミック・シューマッハとニキータ・マゼピンというオールルーキーのラインナップを起用することを決定した。しかし、ロマン・グロージャンは、F1グリッドで目立つのはもう一人のルーキーだと考えている。そのドライバーは、F2でのルーキーシーズンをランキング3位で終えてアルファタウリ・ホンダからF1デビューを果たす角田裕毅だ。「2021年のルーキー・オブ・ザ・イヤーは間違いなく角田裕毅になるだろう」とロマン・グロージャンは言った。「裕毅は本当に魅力的なヤツだし、素晴らしいドライバーだ。僕たちが、来年、彼をF1で見れることを期待しているよ」とロマン・グロージャンは語った。2021年には、ルノー時代のチームメイトであるフェルナンド・アロンソがF1復帰を果たす。また、チームがロータスを名乗っていた時代には、F1史上最も経験豊富なドライバーであるキミ・ライコネンともチームメイトだった。ロマン・グロージャンはどちらのドライバーを評価しているのだろう?「キミの方が一緒に時間を過ごしているし、キミかな。僕たちは一緒により多くの時間を過ごした」とロマン・グロージャンはコメント。「でも、アロンソは物凄かった。彼が何をするのかを見るのを本当に楽しみにしている」最後に2021年がどのようなシーズンになるかについてロマン・グロージャンは明白な選択をした。「ルイス・ハミルトンが2021年世界チャンピオン、それが僕の予想だ」2021年、ロマン・グロージャンは、デイル・コイン・レーシングと契約を結んでインディカーに参戦。オーバルを除いたレースに出場する予定となっている。