元ハースF1のロマン・グロージャンは、F1でのフルタイムのキャリアは“完結”したと見なしているが、必要とされればF1ドライバーの代役を務めることにはオープンな姿勢を見せている。昨年末でハースF1のシートを喪失したロマン・グロージャンは、2021年にデイル・コイン・レーシングとしてインディカーに参戦することが決定。アメリカのシリーズが“勝利の道”に戻る最高のチャンスを提供してくれると感じていると語った。
しかし、新型コロナウイルスのパンデミックはF1グリッドに不確実な影響を与えており、これまで6人のF1ドライバーが新型コロナウイルスに感染。代替ドライバーが必要となる可能性が残されている。昨年はニコ・ヒュルケンベルグがレーシング・ポイントのドライバーの代わりとして3戦に出場し、“スーパーサブ”の称号を得ている。代役ドライバーを務めることに関心はあるか、もしくはF1は完全に終了したものと考えているかと質問されたロマン・グロージャンは、オファーがあった場合にはそのアイデアに反対するつもりはないと語った。「僕としては完結したものだと思っているけど、決してないとは言えない。F1に良い機会があれば、喜んで参加したい」とロマン・グロージャンはコメント。「僕には経験があるし、マシンに適応できると思う。最近、ピエール・ガスリーが新型コロナウイルスに感染したという記事を見たけど、新型コロナウイルスはまだ存在しているので、ドライバーがレースに出場できないリスクは常にある」「F1を離れた最も最新のドライバーは、ケビン(マグヌッセン)、僕、そして、アレクサンダー・アルボンだ。僕たちには経験があるし、最新のマシンを知っている。電話を受ける可能性はあると思う」「でも、実際、僕が事故で学んだことの1つは、人生は短いものであり、何かにノーと言う選択肢が欲しいということだと思う。そして、F1にいて、年に1~2回しかQ1を突破できないのであれば、そのチャプターは僕にとっては閉じられている」「僕はむしろ、レースに出て、レースに勝つことを試みることができる他の場所を見たいと思っている」」