ロマン・グロージャンは、息子と話をするまでF1を続けるべきかどうか迷っていたと明かす。F1シンガポールGPの木曜日、ハースF1チームは2020年のドライバーとしてロマン・グロージャンが残留することを発表。来年、チームとの5シーズン目を迎えることが決定した。
2009年にルノーでF1デビューを果たしたロマン・グロージャンは、その後、結婚し、2児の父親となっている。ロマン・グロージャンは、実際、他の選手権への転向を検討していたが、6歳の息子サシャと話をしたことでF1を続けたいと思うようになったと明かす。「クルマの中で6歳の息子と話をしたことで、僕の心は変わった」とロマン・グロージャンは語る。「ドライブしているときに、彼が『パパ、F1でパパを見てみたい。グランプリを観にいったことがない』と言ったんだ。彼は5歳のときにフィルミングデーに来たことしかない」「彼らにF1での僕を見せなければならないと思った。自分がもっとここに長くいたいと納得するために必要なほんの小さなことだった」ロマン・グロージャンは、DTMチームと交渉していたことを明らかにし、F3でレースをしているときからDTMに憧れていたと語った。「もっと個人的な考えだった」とロマン・グロージャンは語る。「今の今のところチャンピオンシップに勝つチャンスがほとんどないことを知っていてF1を続けたのか? それともチャンピオンシップに勝つことができるとわかっているシリーズに行きたの?」「2006年にF3に参戦して以来、DTMには常に情熱を注いできた。素晴らしいチャンピオンシップだと思う。クルマはかっこよく見える。そして、DTMとフォーミュラEは組み合わせることができるので、とても良いシーズンになる」「プランAはF1だったけど、そこには選択肢がほとんどなかった。プランBとCはDTMかフォーミュラE、もしくはその両方だった」