ロマン・グロージャンは、今週末に溜め込んでいたフラストレーションが予選でのクラッシュに繋がったと認めた。クルマのバランスに苦しんでいるグロージャンは、初日のフリー走行2回目でクラッシュし、土曜日の予選中にもまたクラッシュを喫した。予選ではターン10のブレーキングでリアを失ったが、その一因にはチームメイトのエステバン・グティエレスとの差が縮まらないへの苛立ちもあったと認める。
「エステバンはクルマにそこそこ満足している」とロマン・グロージャンはコメント。「僕は1秒以上離された状態で予選をスタートした。最初のラップを終えた時は行けると思ったけど、タイムを見たら彼より1.2秒も遅かった」 「そこで頭の中で何かが切れた。何も考えずに200%で走ることにした。行けるところまで行くつもりだったけど、ブレーキをかけたらリアを失って終わってた。本当に今週末は何が何だかわからないね」 ロマン・グロージャンは、一連の出来事でクルマの挙動に対する信頼をすっかり失ったとこぼした。 「自信なんてあるわけないよ! 限りなくゼロに近いね・・・高速でスピンしたと思ったら、次はブレーキングでスピンだ。どうやって信頼しろっていうの?」「やれることはないかデータを見ていく。クラッシュの後はダメージがないかクルマをチェックしたし、明日の最初の数周は順調に走れて、そこから組み立てていけることを願ってる。でも、最初の数周でアタックするつもりはないよ」「最初の数周は普通より遅いのが当たり前だけど、僕はクルマの感覚が戻ってきて、思うようにドライブできるようになるのを待つつもりだ。今はただデータを見て、“15m遅くブレーキングしよう。とにかく15mだ”と考えている。でも、“ここがブレーキングポイント、限界点だ”という感覚が体に伝わってこない。全てのコーナーで助けを求めている感じだよ。僕が速いコーナーなんてどこにもない・・・」関連:【動画】 ロマン・グロージャンがクラッシュ / F1シンガポールGP 予選
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