ロマン・グロージャンが、F1復帰にむけて9月に大きなステップを遂げることになる。イタリアの Autosprint は、ロマン・グロージャンがF1シンガポールGPの金曜午前中のフリー走行でハイドフェルドに変わって出走すると報じた。負傷したロバート・クビサの代役として今年ロータス・ルノーGPのシートを獲得したニック・ハイドフェルドは、F1ハンガリーGPの金曜フリー走行でもリザーブドライバーのブルーノ・セナと交代している。
ロマン・グロージャンがシンガポールGPで走る2週間前にGP2はモンツァで最終戦を向かえ、グロージャンがチャンピオンを獲得するのは濃厚とみられている。また同誌は、モンツァとスパ・フランコルシャンでは、再びブルーノ・セナがハイドフェルドのマシンで金曜フリー走行に出走すると報じている。またフランスの Le Journal du Dimanche を含むメディアは、エリック・ブーリエがマネジメントを務めるロマン・グロージャンが、今シーズン後半にハイドフェルドのカーナンバー9でレースに出場する候補だと報じている。さらに2012年に関しては、ロータス・ルノーGPのオーナーであるジェラルド・ロペスが、ロマン・グロージャンがフルタイムのシートを確保していると主張したとしている。「ある人物(フラビオ・ブリアトーレ)が、2009年にフェルナンド・アロンソとともに彼をトラブルのあるチームに起用したのは明らかに間違いだった」とエリック・ブーリエは French Toile F1 にコメント。「現在、ロマンがF1の準備ができていることは、GP2で示している。彼は来年、2度目のチャンスを得るに値する」「我々は彼の居場所を見つけるために取り組んでいる。いくつかのチームと話をしているし、彼らが思っているほど固定してないシートはいくつかある」「もちろん、ロータス・ルノーGPの可能性もある。だが、ロバートが来年復帰しないとは決して思っていない」「しかし、彼が復帰しない場合、我々には2つの選択肢がある。契約のない経験豊富なドライバーは少ないが、ヴィタリーとともに経験豊富なドライバーを雇うこと」「他の選択肢は、若手に集中することだ。ロマンはグラビティのドライバーなので理想的ではある」「ロマンが来年F1に戻るならば、ロータス・ルノーGPと似たようなプロフィールのチームになるだろう」