ホッケンハイムの関係者は、同会場が2020のF1世界選手権の“コロナカレンダー”に追加されるかどうかをF1が決断するのをいつまでも待ち続けることはできないと警告している。当初、シルバーストンでF1不可能な場合のバックアッププランとして待機していたホッケンハイムだが、F1はヨーロッパでの序盤8戦のカレンダーを発表。そこにドイツGPは含まれなかった。
だが、その後、バクー、シンガポール、そして、日本でもグランプリのキャンセルが正式に決定。F1のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、いくつかのレースをヨーロッパの会場に置き換える計画を示唆している。現在、潜在的な代替会場としてイモラ、ムジェロ、ポルトガルのアルガルベなどが挙げられているが、ホッケインハイムとは異なり、近年それらのサーキットではF1レースは開催されていない。アルガルベ・サーキットの広報担当は「F1との交渉が行われているのは確かです」と認めている。だが、ホッケンハイムの責任者であるヨルン・テスケは、元F1ドイツGPの会場はF1の決定を永遠に待つことはできないと DPA通信 に語った。「決定が遅れるほど、開催が難しくなると言うことは新しいことではない」とコメント。また、ホッケンハイムの広報担当は、2020年にヨーロッパでのレースが拡大されることは現時点では「憶測にすぎない」と RTL に語った。「ホッケンハイムリンクでレースが行われるかどうかについても同じことが言える」ホッケンハイムのもう一人の担当者であるJochen Nerpelは「リクエストがあれば、喜んで実現可能性を確認させてもらう」とコメント。「だが、数週間にわたってF1のために未確定の日付をキープしておくことはできない」
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