ホッケンハイムは、2016年のF1ドイツGPのチケット販売を開始。2014年の観客数の低迷、今年のレースキャンセルによるF1ファンを取り戻すために安価なチケットを用意した。F1ドイツGPは、ニュルブルクリンクとホッケンハイムで隔年開催されているが、今年はニュルブルクリンクのオーナー変更による財政難、ホッケンハイムは短い猶予期間のせいで準備を整えられず、中止となった。
しかし、2016年の暫定F1カレンダーでは、F1ドイツGPが復活している。ホッケンハイムの主催者は、2016年のレースの1年前となる7月31日にチケットの前売り販売を開始。“家族にやさしい”価格構成を用意した。限定の3日間の通しチケット99ユーロ(約1万3500円)と標準的な日曜日の価格がつけられ、6歳以下の子供は無料、16歳以下は50ユーロ(約6800円)で販売される。今年は、F1イギリスGPも割引価格でチケットを販売しており、決勝レースには14万人を動員している。2014年のホッケンハイムでの決勝レースでは、メルセデスのホームレースであるにも関わらず、観客数は5万5000人だった。「我々は今年の休みの後、ドイツでまたF1レースを開催できることを嬉しく思っている。特にここまでのドイツファンの兆候は非常にいい感じだ」とホッケンハイムのマネージングディレクターを務めるジョージ・ザイラーはコメント。「我々はF1を迎え入れ、ホッケンハイムに素晴らしいファンが戻ってくることに興奮している。来年7月にモトドロームが満員になるのを楽しみにしている」