ジョージ・ラッセル(メルセデス)は2026年F1日本GP予選後、マシンのセットアップ変更が裏目に出ていたことを明かした。予選前に施した変更によって、週末を通して感じていたフィーリングが失われ、走行中にフロントウイングを大きく調整せざるを得なかったという。それでもラッセルは予選で2番手を確保し、チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリとともにメルセデスのフロントロウ独占を実現した。ただ本人は、予選中のマシンには明らかな違和感があったと説明している。
予選前の変更がマシンのバランスを崩したラッセルは予選を通じてアントネッリに後れを取り、Q1の時点から無線でマシンの状態に疑問を示していた。最終的にはフロントロウを確保したものの、その道のりは決してスムーズではなかった。「正直に言うと、本当に奇妙だった」とラッセルは語った。「予選に向けてセットアップを変更したんだけど、マシンは週末を通して感じていたものとまったく同じではなかった」「Q1最初のラップを見れば分かるように、僕は7番手とか8番手に沈んでいたし、対応するために予選中にフロントウイングを大幅に調整しなければならなかった」「チームもすでに確認している。何かが正しく行われていなかったのか、それとも別のことが起きていたのか、まだ分かっていない」「でもQ1のあとにはどこで終わるか分からなかったから、改めてこの位置にいられるのはうれしい」S字で攻め切れず リアに不安ラッセルは、問題の中心がリア側にあったと説明した。とくに鈴鹿のS字区間では思うように攻めることができず、予選ラップに大きな影響が出ていたという。「マシンのリア側にメカニカルな問題をつくってしまった」とラッセルは述べた。「特にS字でそれが大きかった。どのコーナーも攻めることができなかったし、リアがずっと僕に対してステップアウトしようとしていた」「何が起きたのかはきっと確認すると思う。今できることはあまりないけど、明日に向けてはいい位置からスタートできるし、長いレースになるはずだ」決勝へ不安 残る課題予選での不具合が決勝にどう影響するかについて、ラッセルは楽観視していない。週末を通して快適だったマシンが、予選でだけ突然違う挙動を示したことに、なお不安を残している。「理想的ではないと思う」とラッセルは認めた。「ここまでの週末ではずっとマシンにすごく満足していたのに、予選では何かが少し違って感じられた」「今夜、答えが見つかるかもしれないし、もしかしたら自分のドライビングスタイルを調整して補うこともできるかもしれない」「でも間違いなく、僕たちが望んでいたようなセッションではなかった。2週連続で予選は少し難しくなっている」それでもメルセデスは最前列独占FP3終了時点では、メルセデスが他を大きく引き離す展開も予想されていた。しかし予選ではフェラーリとマクラーレンが差を詰め、Q3では接戦の様相となった。それでも結果としては、アントネッリがポールポジションを獲得し、ラッセルが2番手に続いた。ラッセルは、ライバル勢が予想以上に迫ってきたことを認めつつも、メルセデスが1列目を独占した事実を前向きに受け止めている。「そうだね、正直に言うと、予選を通してフェラーリとマクラーレンはかなり接近していた」とラッセルは語った。「それは僕たちにとって少し驚きだった。というのも、FP3では2台ともとても強かったし、ライバルに対して少し余裕があると思っていたからだ」「もちろん、それでも僕たちは1番手と2番手にいる。それは素晴らしいことだけど、明らかに他チームは近づいてきている」