ジョージ・ラッセルは、F1オーストリアGP金曜フリー走行初日で安定したパフォーマンスを披露し、前戦カナダGPでの勝利から好調を維持している。FP1では最速タイムを記録し、午後のFP2では6番手につけた。「今日は少し苦戦したけど、午後のセッションは事前の見立てどおりだった。FP2のシングルラップで速さが出たのは、僕らにとって少し驚きだった」とラッセルは語る。
「クルマのバランスは良かったが、午後の走行では少し後退してしまった感覚があった。そこは今夜見直して、午前中に見つけた“スイートスポット”に戻すつもりだ」マクラーレン勢がFP2でワンツーを記録したことについて、ラッセルは「ランドたちのペースを見ると、ポール争いは少し難しいかもしれない。でもトップ5争いには加わりたい」とコメント。チームとしても、今季の路面特性が影響するサーキットで苦戦してきた背景があり、慎重にセッティングを進めている。「ここは路面が荒れていて、そういう条件は最近の僕たちには少し厳しい。予選順位も大事だが、それ以上にレースペースをどう維持できるかが重要になる」とラッセルは分析。「クルマの最適化に向けてチームと協力して取り組んでいく」と語った。FP2ではやや早い段階でタイムを記録していたこともあり、見かけ上の順位以上に上位陣との差は小さいと見られている。チーム全体が着実に進化を重ねる中で、ラッセルは2戦連続での上位進出を視野に入れている。
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