マーティン・ブランドルは、メルセデスF1チームがジョージ・ラッセルといまだに契約延長を結んでいないことに対し、「奇妙だ」と感じていると語った。ラッセルは2017年にメルセデスのジュニアドライバーとしてファミリー入りし、2年後にはウィリアムズからF1デビュー。2022年にはメルセデスのレギュラードライバーとして昇格し、これまでに通算3勝を挙げている。今季からはフェラーリに移籍したルイス・ハミルトンに代わり、事実上のチームリーダーを担っている。
しかし、そんなラッセルにはいまだ新たな契約が提示されていない。2026年を見据えたF1シート争いが活発化するなか、マックス・フェルスタッペンがメルセデスへ移籍するとの噂もあり、その影響が指摘されている。ブランドルはSky Sports F1の番組内で、メルセデスが早期にラッセルと契約を延長すべきだと主張した。「彼は見事なドライビングをしているのに、来年の契約がまだ公になっていない。ちょっと奇妙に感じる」とブランドルは語る。「ただ、メルセデスにこの件を尋ねると、彼らは“我々は現在の雇用主であると同時に、彼のマネジメントチームでもある”と念を押してくるんだ」今季のラッセルは開幕6戦で4度の表彰台を獲得し、ドライバーズランキングで4位につけるなど、キャリアベストのスタートを切っている。ブランドルは、メルセデスがあとわずかでもマシンの改善に成功すれば、ラッセルはマクラーレン勢とのトップ争いに加われるはずだと期待を寄せる。「ジョージは素晴らしい走りをしていて、今あるものをすべて活かしきっている。もしメルセデスがあとコンマ1秒か2秒でもギャップを縮めることができれば、彼はマクラーレン勢のすぐ後ろに迫るだろう」
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