ウィリアムズのジョージ・ラッセルは、2020年に復活するF1オランダGPはマックス・フェルスタッペン人気にあやかってのものであり、ザントフォールトのトラック自体がスリリングなレースを生み出す可能性は低いと語る。先月、リバティ・メディアは、ザントフォールトとF1オランダGP開催の3年契約を締結したことを発表。35年ぶりにオランダでF1が開催されることになった。
F1の商業権保有者であるリバティ・メディアとザントフォールトは、マックス・フェルスタッペン人気を活用したいと考えている。ジョージ・ラッセルが、F1オランダGP復活の商業的な側面は理解しているが、レース自体はマシンが行列で走るだけの退屈ものになると考えている。「ザントフォールトは気に入っている。純粋に走るだけで言えば、おそらく世界でも好きなコースのトップ5に入っている。でも、レースをするとなれば、モナコと同じように退屈な場所になるだろう」とジョージ・ラッセルはコメント。「でも、誰もがモナコがどうなるかは想像がついているし、それはオーストラリアも同じだ。オーバーテイクのチャンスは限られているということだ。そして、今後はザントフォールトがそのリストに加わることになる」「とにかく僕たちはその事実を受け入れる必要がある」ジョージ・ラッセルは、オランダにいる大規模なF1ファンコミュニティの要求に応じることは論理的だが、グランドスタンドが満員になってもコース上でのレース展開が変えあけではないと主張する。「僕たちはほぼマックスとオランダのファンのためにオランダに行くことになるだろう。でも、ファンがいなければ今のF1はないわけだし、そのことには感謝しなければならない」「ザントフォールトは素晴らしいコースだ。グラベルが取り除かれないことを強く願っている。グラベルのおかげでコースは難しいものになるからね。でも、レースをするのはほぼ不可能だ」