フランコ・コラピントは、F1デビュー戦となったイタリアGPを12位で完走した。ローガン・サージェントの後任としたウィリアムズのドライバーに抜擢されたコラピントは、予選でミスをして18番グリッドからのスタートとなったが、比較的トラブルのないレースを展開し、1ストップ戦略で6つ順位を上げて12位でフィニッシュ。F1への旋風のような昇格後の初戦としては堅実な結果となった。
「最初のレースとしては悪くない結果だ」とコラピントは語った。「マシンは非常に強力で、もちろん今週末のパフォーマンスには非常に満足している。レースに臨むにあたっては多くの疑問があった。F1マシンで8周以上連続で走ったことはなかったし、今日は路面温度が週末で最も高いなかで53周を走らなければならなかった」「もちろん、シミュレーターやファクトリーに持ち込んで多くのことを理解し、何に取り組むべきかを理解するには、多くの情報が必要だ。でも、非常にポジティブな週末だった。一歩ずつ進み、セッションごとにより良いショーができた」「予選では小さなミスでずっとイライラしていたが、今日は懸命に努力してチームを立て直せたと思う」次のダブルヘッダーを楽しみにしているウィリアムズは、バクーの過酷なコーナーとシンガポールの強烈な湿度に直面することになるが、これはこれまでこれらのサーキットでレースをしたことのないコラピントにとっては特に挑戦となるだろう。「F1の週末には多くのことが関わってくる」とコラピントは説明した。「まず、連絡がかなり遅かったので、通常の準備ができなかった。バクーは僕が知らないコースだけど、もっと多くの準備ができるコースでもあるので、大いに役立つだろう。その点については引き続き取り組む必要がある」「まだ慣れていない部分もあったが、理解も進み、適応もできるようになってきた。すべてはプロセスに含まれている。プロセスは非常に迅速に進めなければならない。なぜなら、ある日突然、レースの同じ週に決まったからだ。最終的に、チームも僕も前進に満足している。次の数ラウンドが楽しみだ」