未だ解決していないF1分裂騒動だが、もし分裂が現実になった場合、新シリーズは「フォーミュラGP(Formula GP)」という名称になりそうだ。バーニー・エクレストンの所有企業であるエプシロンは、この「フォーミュラGP(Formula GP)」の商標権を登録した。また、FOTAが分裂シリーズを立ち上げると発表した5月19日には、「GP1」と「GP1シリーズ」の商標登録を行っている。
フォーミュラGPは、GP1をメインカテゴリーに据え、GP2をサポートカテゴリー、GP3をジュニアシリーズとして展開するとみられている。GP3のロゴもエプシロン社によって商標登録されている。分裂シリーズには8つのFOTAチームだけでなく、バーニー・エクレストンおよびF1の商業権所有者であるCVCも携わる可能性があり、FIAのマックス・モズレー会長にとっては大きなプレッシャーとなるだろう。 F1分裂騒動の次の重要期日は水曜日。FOTAはコスト削減案に調印する準備があるとされており、新たなコンコルド協定が締結されるとみられている。現在、提案されたテクニカルレギュレーションの合意を拒んでいるのは細かな意見の相違だけとなっている。FIAがさらに拒否するようであれば、FOTAは分裂が決定的になるだろうとの警告を強めている。バーニー・エクレストン「来週にはF1に平和が訪れているだろう。全員が同意し、そこにはひとつのシリーズしかないはずだ」とコメントしている。
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