日産e.damsのチーム代表ジャンポール・ドリオは、トロロッソ・ホンダでのF1デビューが噂されるアレクサンダー・アルボンの代役探しを始めていることを明らかにし、すでに“15~20名”のドライバーと連絡を取っていると述べた。日産は、2018/19シーズンからルノーからe.damsのエントリーを引き継いでフォーミュラEにワークス参戦。今年9月にセバスチャン・ブエミとアレクサンダー・アルボンのラインナップで戦うことを発表していた。
アレクサンダー・アルボンは、日産e.damsと3年契約を結んでいるが、2019年にトロロッソ・ホンダのF1ドライバーに就任するとされており、その場合、日産は代役ドライバーを探さなければならなくなる。日産はアレクサンダー・アルボンの代役を探しているかと質問されたジャンポール・ドリオは「この2日間で数多くのドライバーから電話が鳴った。信じられないくらいだった」と Autosport にコメント。「電話やEメールを送ってきたドライバーは信じられないくらいたくさんいた。名前を言えば、とても驚くであろうドライバーもいる。少なくも15~20名と連絡をとったと思う」日産は、フォーミュラE合同テストの最終日にアレクサンダー・アルボンの代役として過去にDAMSでF2を戦った経験のあるオリバー・ローランドを起用した。ジャンポール・ドリオは、2015年のフォーミュラ・ルノー3.5のチャンピオンであるオリバー・ローランドがドライバー候補のひとりであることを認める。「オリバーのことは検討している。我々は彼をサードドライバーとして起用することを考えていたからね。彼はシャルル・ルクレールがF2でレースをしていた年(2017年)に我々とF2で走っていたので彼のことは良く知ってる」とジャンポール・ドリオはコメント。「彼は良いパフォーマンスを示していた。3レースで勝利し、ポールポジションを獲得した。それに彼はフォーミュラ・ルノー3.5に参戦していたので彼のことは知っている」オリバー・ローランドは、テスト最終日に85周を走行。21周のロングスティントも完了させている。シーズン5で日産でフォーミュラEを戦う可能性について質問されたオリバー・ローランドは「もちろん、僕はスーパーサブとしてここにいて、その役割を果たした。F2テストでのニコラス・ラティフィとの状況に少し似ているね」とコメント。「もちろん、フォーミュラEでレースをしたいし、様子を見てみよう。彼らがどんなことを考えるか見てみるつもりだ」
全文を読む