日産は、トロロッソ・ホンダとの契約が噂されているアレクサンダー・アルボンにF1でのチャンスを与えるために契約を解消する可能性があることを示唆した。今年、F2に参戦しているアレクサンダー・アルボンは、来期から日産とフォーミュラE参戦の複数年契約を結んだ。
しかし、トロロッソ・ホンダは、2019年のダニール・クビアトのチームメイトとしてアレクサンダー・アルボンに照準を定めているとされ、レッドブルはアルボンの契約解消について日産と交渉を行っていると報じられている。先週、バレンシアでフォーミュラEの合同テストが行われたが、アレクサンダー・アルボンが日産e.damsのマシンを走らせることはなかった。日産 e.damsのチーム代表ジャンポール・ドリオは「アレックスから電話があり、その後、ヘルムート・マルコから日本から電話があり、我々が先に進めて解決策を見つけなければならないプロセスがスタートしていることを把握した」とコメント。ジャンポール・ドリオは、日産としてはアレクサンダー・アルボンの将来を妨げるつもりはないことを示唆した。「F1で走るチャンスがある22歳のドライバーがいるとき、それが彼にとってどのようなものであるかは我々全員がわかっている。それは彼らの人生だ」とジャンポール・ドリオはコメント。「契約と戦うことになることはわかっている。我々は契約を結んでいるからね。それはかなり明白なことだ。だが、若い男のキャリアを傷つけることはできない」しかし、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、トロロッソ・ホンダがアレクサンダー・アルボンと契約するのは確定だとの見方を否定した。「何もフィックスはしていない。現時点では憶測以上のなにものでもない」とクリスチャン・ホーナーはオースティンで語った。
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