HWAレースラボは、開幕戦ディルイーヤePrixの翌日から開催されるフォーミュラE公式テストにキャリー・シュレイナーを起用することを発表した。本来、HWAレースラボは、ソフィア・フローシュをテストに起用する予定だったが、マカオGPでの大クラッシュにより負傷。代役としてキャリー・シュレイナーを起用することを決定した。
今回のインシーズンテストで女性ドライバーを走らせるチームは、各セッションで2台のマシンを走らせることができ、アウディとジャガーを除く全チームがエントリーしている。ドイツ出身のキャリー・シュレイナー(20歳)は、ドイツや英国でのF4に参戦した後、2017年にGTレーシングに転向し、ランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジアシリーズに参戦している。キャリー・シュレイナーは「フォーミュラEカーでの初テストを本当に楽しみにしています。ディルイーヤでフォーミュラEカーをテストするというこのユニークな機会を与えてくれたHWAレースラボに本当に感謝しています」とコメント。「レーシングカーはかなり走らせてきましたが、フルエレクトリックフォーミュラレーシングカーを初めて走らせるのは本当にユニークな経験になると思います。今後数週間はテストにできるだけ準備を整えられるように全力を尽くしていきます。12月16日はすぐに来てしまうでしょね」キャリー・シュレイナーは、HWAのドライバーを務めるストフェル・バンドーンとゲイリー・パフェットの2台のクルマを共有。午前中はバンドーン、午後はパフェットのマシンを走らせる。HWAのCEO兼チームプリンシパルを務めるウルリッヒ・フリッツは「ソフィアの代役としてキャリーを見つけ、フォーミュラEのようなエキサイティングで未来志向のレースシリーズで彼女が初めての経験を得る機会を与えられることを嬉しく思う」とコメント。「過去数年間、キャリーは様々なレーシングカーで優れたパフォーマンスを発揮してきた。彼女は初めてのエリクトリックフォーミュラレーシグカーにすぐに慣れると確信している」「キャリーとチームに両方にとって初めての週末だ。やっとスタートすることが待ち切れない」「もちろん、我々はこのテストを実現させようと思っていたソフィアについても考えている。だが、現在、重要なことは、彼女が素早く回復することに集中していることだ。彼女の早くよりなることを願っている」