アレックス・リンが、フォーミュラEに参戦するDSヴァージンのリザーブ兼開発ドライバーに就任した。アレックス・リンは、昨年8月にジャガーでテストを実施。それ以降、フォーミュラEへの転向に取り組んでおり、ルノー e.damsとの交渉が報じられていた。アレックス・リンは、残りの2016/17シーズンでのリザーブドライバーの役割を含めてDSヴァージンと複数年契約を締結。チームの2017/18シーズン型マシンの開発に携わっていく。
元ウィリアムズの開発ドライバーを務めたアレックス・リンは、ドニントン・パークでのジャガーでのテストが、DSヴァージンのリザーブ兼開発ドライバー就任に大きな役割を果たしたと述べた。「ドニントンで僕がしたことは、過去に僕がシングルシーターでやってきたことと同じくらい、アレックス・タイ(チーム代表)とDSヴァージンのスタッフにとってかなり大きなことだった」とアレックス・リンはコメント。「大きなクエスチョンマークは『リアルなクルマでそれができるのか?』ということだった。ドニントンでの機会は僕にとってそれを示す素晴らしいチャンスだった」「このチームにいるチャンスを与えてくれたアレックスに本当に感謝している。全力を尽くすつもりだ」DSヴァージンのレギュラードライバーであるホセ・マリア・ロペスとサム・バードは、2017年にそれぞれトヨタとフェラーリでWEC(FIA世界耐久選手権)に参戦するとされている。アレックス・リンは、WECのプレシーズンテストおよびニュルブルクリンクと日程が重なるメキシコ・シティ、とニューヨークでレースに参戦する可能性がある。だが、ホセ・マリア・ロペスのトヨタでのLMP1プログラムはまだ正式発表されていない。
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