フォーミュラEは、2シーズン目のレースで利用できるパワーレベルを増加させるべく評価を続けている。初年度となった2014/15シーズンでは、プラクティスと予選ではフルパワーとなる200kwを使用できたが、“レースモード”で使用できるパワーは150kwに制限されていた。10月17日に北京で開幕する2年目となる2015/16シーズンは、それが170kwに増加される可能性がある。
変更はまだ確定していないが、昨年と同じパワートレインを使用するチーム・アグリは、先週、ドニントンでの非公式テストで提案されたパワーレベルを試した。「まだ推進されていないが、予測されたレベルでどのようになるかを走らせて確認することができた」とチームプリンシパルのマーク・プレストンは述べた。「ラップとレース距離はおそらく同じままだろうが、より高いパワーレベルを利用できるかもしれない」「だが、ラップの特定のタイミング、もしくはレースの特定の段階でピークパワーを使えるようになるだけかもしれない」2年目のフォーミュラEは、独自のユニットを生産することを承認された8つのメーカーによるパワートレイン開発が許可されている。アグリは、初年度に供給されたマクラーレン・エレクトロニック・システムズのパワートレインを使用する唯一のチームになる。「我々は同じパワートレインを継続することを選択した。規約に多くの変更はみられないし、我々はマクラーレンのユニットが強力で信頼性があると考えている」とマーク・プレストンは述べた。アグリのテストでは、元F1ドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサが、初めてフォーミュラEマシンを走らせた。公式プレシーズンテストは、8月10日にドニントンパークでスタート。合計6日間のテストが予定されている。
全文を読む