メルセデスEQフォーミュラEチームは、2019-20シーズンからのフォーミュラE初参戦に先駆けて、SAPと技術パートナーシップを結んだことを発表した。F1ではマクラーレンとのパートナーシップで知られるドイツに本拠地を置くソフトウェア企業のSAPは、メルセデスとフォーミュラEにおける公式ビジネスパフォーマンスパートナーとしての長期契約を締結。両社はレーシングチームをサポートするためにイノベーションテクノロジーを共同開発していく。
メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは「我々は、新しいメルセデスEQフォーミュラEチームの最初のプリンシパルパートナーとしてSAPを発表できたことを嬉しく思っている」とコメント。「初レースまでまだ18ヵ月あるが、この新しい契約はシリーズの商業的なポテンシャルを示すものだ。シーズン6参戦にむけて、技術面、競技面の準備の次の段階を開始するための強力が基盤を我々に与えてくれる」「この契約は、伝統的なブランド価値とコース上のパフォーマンスに有意義な貢献をもたらす革新的な技術とを組み合わせるものになるだろう」SAPのエグゼクティブボードでプロダクト&イノベーションを担当するベルント・ロイケルトは「SAPのサスティナビリティへの焦点は、世界がより良く走り、人々の生活の改善の手助けをするという我々のビジョンと目的の不可欠な部分だ」とコメント。「持続可能なモビリティは、カーボンニュートラルへの道への重要な一方だ。我々は2020年までにSAPの量販車において20%の電気自動車化を目指しており、eモビリティに関連する革新的なITソリューションを推進していく」「メルセデス・ベンツとSAPの両社は、新しいデジタル技術の助けを借りて、カスタマー、パートナー、そして、社会にとってより持続可能な未来を創造することを目指している」