フォーミュラE 第6戦 三亜ePrixの決勝が3月23日(土)に行われた。中国でのフォーミュラE開催は3シーズンぶり。当時は上海で開催されていたが、今季は中国南部の三亜(サンヤ)市に設置される2.2kmのストリートコースで初開催となった。
若干のスタート進行の遅れのあと、45分+1周のレースはスタート。ポールポジションのオリバー・ローランド(日産e.dams)が好スタートを決めてトップを維持。ジャン・エリック・ベルニュ(テチーター)が続く。だが、フェリペ・ナッセがコース上でストップしたことによるフルコースイエローが導入される。すぐにリスタートされたが、ここでチャンピオンシップリーダーのサム・バード(ヴァージン)とストフェル・バンドーン(HWA)がリタイアとなる。レースが20分に差し掛かったところでジャン・エリック・ベルニュがオリバー・ローランドを抜いてトップに浮上する。残り10分でアレクサンダー・シムズ(BMW)にクラッシュしたことによってレースは赤旗中断。3戦連続での赤旗中断となった。だが、リスタート時にここでジャン・エリック・ベルニュにセーフティカーとの距離を空けすぎたとして審議対象となる。最終ラップ直前にルーカス・ディ・グラッシ(アウディ)とロビン・フラインス(ヴァージン)が接触してフルコースイエロー。そのままレースは終了した。トップでチェッカーを受けたジャン・エリック・ベルニュ、2位のオリバー・ローランド、3位のアントニオ・ダ・コスタ(BMW)の全員がレース後の審議対象となったが、順位に影響を与えるような裁定は下されずに表彰台の順位は確定。オリバー・ローランド、そして、日産にとって初表彰台となった。6位でフィニッシュしたセバスチャン・ブエミ(日産e.dams)は、ロビン・フラインスとのクラッシュに10秒加算ペナルティが科せられて8位に降格。エルアルド・モルタラは、2度のアタックモードを使用しなかったとしてドライブスルーペナルティの代わりに16秒加算ペナルティが科せられ、10位から16位に降格となった。フォーミュラE 第6戦 三亜ePrix 決勝ハイライト 動画


全文を読む