F1は、今年スタートする電気シングルシーターのレース“フォーミュラE”に気をつけた方がいいかもしれないと Times が報じている。今年、元F1ドライバーのヤルノ・トゥルーリが、先にエントリーしていたチームを買い取り、“トゥルーリGP”のオーナー権ドライバーとしてフォーミュラEに参戦することが話題を集めた。
「フォーミュラEプロジェクトのパイオニアとなることができてとても嬉しい」とヤルノ・トゥルーリは述べた。フォーミュラEには、現在ルーカス・ディ・グラッシ、ハイメ・アルグエルスアリ、ブルーノ・セナ、カルン・チャンドック、フランク・モンタニーといったF1経験者が参戦することが発表されている。さらに、チームオーナーにはヴァージン、アウディ、スーパーアグリ、マイケル・アンドレッティ、アラン・プロスト、そしてハリウッド俳優のレオナルド・ディカプリオといった有名な名前が名を連ねている。同紙は、F1が派閥にわかれて参戦コストの件でもめるなど“手探り状態”なのに対し、フォーミュラEは“魅力的”なコンセプトが吸引力を増していると指摘。F1は、フェラーリが撤退を示唆し、エンジンの音量について論争が巻き起こっている。さらにF1はテレビ視聴率が出大幅に落ち込んでおり「スポンサーも慌てている」と同紙は伝えている。「フォーミュラEはモータースポーツの救世主だ。ファンも同じ感想を抱くのではないかとF1は気になって仕方ないはずだ」