フォース・インディアの新生チームとしての初めての予選は、惜しい結果となった。Q2進出を目標に掲げるフォース・インディアだが、ジャンカルロ・フィジケラは、あと一歩となる17番手で予選を終えた。皮肉なことにチームメイトのエイドリアン・スーティルのスピンによるイエローフラッグが彼のアタックを妨げてしまった。午前中のセッションではフィジケラが9番手タイムを記録するなど、ポテンシャルを感じさせる走りを見せるフォース・インディア。明日は決勝では、中段グループとどのようなバトルをするか注目である。
エイドリアン・スーティル 19位「午前中とはトラックコンディションがかなり違っていて、簡単な予選ではなかった。全体的にグリップレベルが低く、ニュータイヤではアンダーステアに苦労した。マシンバランスはあまり良くなかったが、2周目からはOKだった。最後のラップで第2セクターまではうまくいくと感じていたけど、第3セクターの素早い左右のシケインで、アンダーステアが多くでて、出口でワイドになってしまった。マシンは飛び上がり、コントロールできなくなってスピンしてしまった。ボーデを捕らえられるかもしれなかったので、少し残念だった。しかし、僕たちはQ2にとても近づけたし、マレーシアでは、まだ進歩できるかもしれない。Q2には進めなかったが、昨年よりは近づけたので、すでに少しの成功を見せていいる」ジャンカルロ・フィジケラ 17位「トップ16とQ2にあと1ポジションという17番手ポジションには、これまでの週末を考えると落胆している。最速ラップとなった最後のアタックではタイヤに多くのグレイニングもあったが、イエローフラッグで、少なくともコンマ3秒は失った。でも、我々がそこにいて、改善されていることがわかった。チームはこれまで素晴らしく頑張ってきた。まだやらなければいけない作業がたくさんあるが、正しい方向に進んでいるよ」マイク・ガスコイン チーフ・テクニカル・オフィサー「我々にとっては期待はずれな予選セッションだった。残念なことにエイドリアンは最終ラップでマシンを失い、悲しいことにイエローフラッグでジャンカルロは後退してしまった。その小さな遅れが、Q2進出に足りなかった。しかし、我々が午前中に示したように、マシンは中段グループにとても近づいている。そしてコンマ1秒が大きな違いとなる。相対的に、我々は競争力のあるマシンを持っていることがわかった。だから明日はもっと順位を上げられるだろう。」
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