アストンマーティンは、F1復帰について来年1月まで最終決定を延期した。フォース・インディアは、アストンマーティンと交渉していることを認めており、契約が成立した場合には、“アストンマーティン・レーシング”にチーム名を変更し、ジョニー・ウォカーとのスポンサー契約の一部としてマシンはブルーとゴールドのカラーリングが施されると報じられていた。
しかし、その後、交渉は難航。アストンマーティンの経営陣がF1復帰に難色を示しているという。Sky は、取締役会はF1のために復帰に必要な支持を与えなかったと報じている。関係者のコメントとして、Sky は、「やるべきではないという意向があるのは間違いない。少なくとも2016年に関してはね」と伝えている。「だが、将来再検討される可能性はある」しかし、アストンマーティンのマーケティングおよびコミュニケーション部門の責任者サイモン・スプロールは、F1復帰のプランは消滅したわけではなく、他のモータースポーツ活動も考慮して年明けに全体的な決断を下すことになると語った。「まだ決断は下していない」とサイモン・スプロールはコメント。「F1、もしくはより幅広いモータースポーツに関する戦略について、新年までに最終決断が下される可能性は低い」「スポーツカーレーシングに関する方向性も定める必要がある。F1だけを切り離して考えているわけではない」