フォース・インディアは、F1オーストリアGPまでにBスペックマシンを投入できることを期待しているが、準備できるのは1台だけになる模様。どちらのドライバーが使用するかはコイントスによって決まるようだ。セルジオ・ペレスは、大幅にアップデートされたVJM08は7月上旬のFイギリスGP移行までデビューしないことを示唆していたが、開発が順調に進み、クラッシュテストを通過できれば、1台はオーストリアに間に合う予定だという。
「まず何より、きとんと機能させなければならないので1台のみになるだろう。新たなクラッシュテストを通過しなければならないからね。もちろん、シャシーの調整もある」と副チーム代表のボブ・ファーンリーはコメント。「我々がオーストリアGPで1台を走らせられるかどうかは私にはわからないが、それに続いてそのサーキットでテストがあるのは確かだ」「製造を推し進めて、クラッシュテストを片付けようとしている。全てが問題なければ、できれば、レースでクルマを走らせたい」「何らかの理由で適当でなけっれば、まっすぐテストに行き、テストでそれを走らせる」「その後、もう一台のクルマをイギリスGPのシルバーストンに向けて改良し、そこから2台のBスペックを使う予定だ」ニコ・ヒュルケンベルグとセルジオ・ペレスのどちらが一台のBスペックカーを走らせるかについては「両方のドライバーに完全に平等になるようにコイントスで決めることになるだろう」と述べた。「そのクルマでスタートすることが必ずしもアドバンテージになるというわけではない。調整にかなり多くの作業が必要となるからね。だが、走行距離を重ねることは役に立つ」ボブ・ファーンリーは、風洞で見たクルマからすでに大きく励まされていると語る。「実際、数値は非常に有望に見える。他のミッドフィールドチーッムと競争的な状況に戻れると楽観的に捉えている」
全文を読む