2021年のF1世界選手権のスケジュールとして、3月14日にF1バーレーンGPで開幕する22戦のドラフト版F1カレンダーが広まっている。今年は新型コロナウイルスの世界的な大流行によって変則的なカレンダーが組まれたが、F1の最高責任者であるチェイス・キャリーは先週、2021年は“かなりノーマル”なスケジュールを確定させる過程になると語っている。
FIA(国際自動車連盟)はまだ2021年の暫定版F1カレンダーを発表していないが、議論の“ドラフト”となるスケジュールが出回っている。それによると、F1は3月14日にバーレーンで開幕し、プレシーズンテストもバーレーンで開催される予定となっている。今年F1は11月29日と12月6日にバーレーンでダブルヘッダーでレースを行うが、チームは3か月後にサキールに戻ることになる。2006年と2010年を除き、伝統的に各シーズンの開幕戦として開催されてきたメルボルンはF1日本GP後の10月に移動する。オーストラリアは現在も新型コロナウイルスによる入国制限をしているが、その期限がいつまでになるかは不明な状況となっている。昨年初開催される予定だったベトナムGPと35年ぶりに復活する予定だったオランダGPは再び日程が割り当てられているが、ドイツとブラジルは予想通りカレンダーから外れている。F1は、通常通り11月にオースティンとメキシコに戻り、新たなグランプリとしてサウジアラビアGPで第21戦に割り当てられている。残念ながら、今年スリリングなイベントを開催したムジェロ、初開催となるポルトガル、イモラがカレンダーに戻ることはない。この2021年のカレンダーは、ドラフト版であることに加え、各ホスト国が新型コロナウイルスの状況にも依存する。新型コロナウイルスは2021年もF1の最大のハードルになる可能性がある。2021年のF1世界選手権 ドラフト版カレンダー第1戦 F1バーレーンGP (サキール) - 3月14日第2戦 F1ベトナムGPGP (ハノイ) - 3月28日第3戦 F1中国GP (上海) - 4月11日第4戦 F1アゼルバイジャンGP (バクー) - 4月25日第5戦 F1オランダGP (ザントフォールト) - 5月2日第6戦 F1スペインGP (バルセロナ) - 5月9日第7戦 F1モナコGP (モンテカルロ) - 5月23日第8戦 F1カナダGP (モントリオール) - 6月6日第9戦 F1オーストリアGP (シュピールベルグ) - 6月20日第10戦 F1フランスGP (ポール・リカール) - 6月27日第11戦 F1イギリスGP (シルバーストン) - 7月11日第12戦 F1ハンガリーGP (ブダペスト) - 7月25日第13戦 F1ベルギーGP (スパ) - 8月29日第14戦 F1イタリアGP (モンツァ) - 9月5日第15戦 F1ロシアGP (ソチ) - 9月19日第16戦 F1シンガポールGP (マリーナ・ネイ) - 9月26日第17戦 F1日本GP (鈴鹿) - 10月10日第18戦 F1オーストリアGP (メルボルン) - 10月24日第19戦 F1アメリカGP (オースティン) - 11月7日第20戦 F1メキシコGP (メキシコシティ) - 11月14日第21戦 F1サウジアラビアGP (Jeddah) - 11月28日第22戦 F1アブダビGP (ヤス・マリーナ) - 12月5日
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