FIA(国際自動車)は、F1トスカーナGPでルイス・ハミルトン(メルセデス)がメッセージTシャルを着用したことを受け、レース後の表彰式でF1ドライバーがレーシングスーツ以外のものを着用することを禁止するように動いた。F1トスカーナGPで優勝したルイス・ハミルトンは表彰台で「ブリオナ・テイラーを殺した警察官を逮捕せよ」というメッセージを載せたTシャツを着用。この行為により、FIAは表彰台でのガイドラインを設定した。
新しいプロトコルは、毎週日曜日の朝にFIAレースディレクターのマイケル・マシによって発行されるレース後の手順のF1ロシアGPバージョンで概説された。「表彰式とレース後のインタビューの間、ポジション1、2、3でレースを終えたドライバーは、ドライビングスーツのみを着用し、腰まで下さず、首まで閉めなければならない」「誤解を避けるために、これには医療用フェイスマスク、もしきはチームブランドのフェイスマスクも含まれる」新しい指令は、表彰式後のテレビのインタビューとFIAのレース後の記者会見の期間中のにも適用される。また、マイケル・マシの指令では、2020年に初めて高官が関与するF1ロシアGPの表彰式に関与するVIPへの挨拶の方法についてもドライバーに通達した。「1人の高官が4つのトロフィーすべてを提示する。他に4人の高官が表彰台に出席するが、プレゼンテーションには参加しない」「高官から握手を求められた場合、ドライバーはジェスチャーを認めるために“フィストバンプ”で対応することとする」