F1チームは、予選Q4セッションの追加には前向きなものの、それを実現するためにはピレリが十分なタイヤを供給することを望んでいる。現在のF1の予選フォーマットは、Q1、Q2、Q3の3つのセッションに分けられ、最初の2つのセッションでそれぞれ5名ずつが脱落し、Q3セッションでポールポジションを賭けた10名によるシュートアウトが行われている。
しかし、バーレーンでは研究プロセスとさらなる議論が行われ、ストラテジーグループとF1コミッションとで2020年にQ4セッションを導入することで合意に近づいたと報じられている。この案を実現するかの鍵は、ドライバーが最後まで走り切れるための十分なタイヤを持っているかであり、現在、セッションがどのように展開するかについてのシミュレーション分析が行われている。だが、ピレリは2020年に追加のタイヤセットを無料で提供することには乗り気ではないとされ、ドライバーがタイヤを使い果たしてしかう可能性がある場合、F1チームはQ4セッションの追加を承認することは望まないと考えられている。レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、現在の13セットのタイヤ配分ではQ4フォーマットには十分ではないと指摘する。「注意して見てみるつもりだ」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「我々が望まない結末は、タイヤが残っていないことでQ4でクルマが走行を行わないことだ。そのイニシアチブをサポートための十分なタイヤはあるだろうか?」「我々はどんなアイデアにも寛容だが、変化のために変化にならないように宿題をこなす必要がある」「一見したところでは、最初の4つの予選セクターでは、タイヤが少し不足しているように感じる。シミュレーションを実行しているところだ」フェラーリのF1チーム代表を務めるマッティア・ビノットは、承認される場合には、トラブルのリスクがないことを確実にするためにQ4シミュレーションが適切に行われることが重要だと語る。「我々はすでにシミュレーションを開始しているし、それは我々が取り組んでいるものだ」とマッティア・ビノットは語る。「我々はセッション時間については前向きだ。問題が発生していないことを確認するためにシミュレーションが適切に行われている必要がある」