2014年からF1マシンの段差ノーズは姿を消すことになった。FIAは、2014年のテクニカルレギュレーションの変更を承認。段差ノーズが禁止されることになった。段差ノーズは、2012年のレギュレーション変更で、ノーズ高は下げられたが、シャシーの高さは維持された結果として登場した。
今年から段差ノーズを隠すための“化粧パネル”が導入されたが、パフォーマンス上の利益はなかったため、いくつかのチームは段差ノーズのままでいくことを選択している。だが、段差ノーズがF1ファンに不人気だったことを受け、FIAは、シャシーの高さをノーズに合わせて下げることを決定。段差ノーズは禁止となった。「処置は、ノーズの後ろのシャシーに段差を組み入れないことを確実にするために実施される」「これらの変化は、安全性の理由で導入された本物の低いノーズが常に使用されることを確実にする」その他、以下のテクニカルレギュレーションが変更された。・新しいV6ターボエンジンが現在のV8パワーユニットよりも重量が増すため、F1マシンの最低重量制限は5kg引き上げられる。重量配分規約も変更される。・エネルギーの回復をしつつ、一貫性のあるブレーキングを確実にするために、リアブレーキの電子制御の回路が許可される。・サイドインパクト構造は、標準的なアイテムとする。関連:2012年F1マシン、なぜ段差ノーズがトレンドに?