F1アブダビGP決勝レース後のインタビューでキミ・ライコネンとセバスチャン・ベッテルが不適切な言葉を使用したことを受け、FIAはドライバーにプロとして適切な対応をするよう指導した。F1アブダビGPでは、表彰式後にデビッド・クルサードがライコネン、ベッテル、フェルナンド・アロンソの3人にインタビューを行ったが、キミ・ライコネンは“you gave me s*** before, saying I wasn't smiling enough”、セバスチャン・ベッテルは“there was a chance to f*** it up”と放送禁止用語を口にしたため、クルサードが謝罪することになった。
これを受け、FIAのコミュニケーションディレクターを務めるノーマン・ハウエルは、FIA会長ジャン・トッドからの指示で各チームに書簡を送った。「熱戦のさなかにアドレナリンや高揚、失望といった感覚が、危険や興奮を融合してしまうことは理解できる。だが、F1ドライバーだけがそのような状況でインタビューを受けているわけではない。ボクシングやラグビー、サッカーの選手たちは極限まで疲れ果てた試合後、生中継のインタビューをごく普通に受けており、彼らは不適切な言葉を避けている」「同じ週末に2度もそのようなことが起きてしまい、友好的な覚書を送った方がいいと考えた。ドライバーたちに彼らがプロであることを気づかせる必要がある。このレベルでレースをするドライバーであるのであれば、メディアに話をすることも仕事の一部であることに気づかなければならないし、好ましい方法でこなさなければならない」
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