フェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長は、近い将来の参戦はないものの、フォーミュラEの発展を見守ってはいる語る。2014年にスタートした電気自動車のシングルシーターでの選手権であるフォーミュラEは、ゆっくりではあるが、着実に自動車メーカーの関心をひきつけている。
初年度から関与するルノーに加えて、今年からジャガーが参戦。来シーズンにはアウディとBMWがワークス参戦を予定しており、2020年にはメルセデスもフォーミュラEに参戦するためのオプションを確保した。セルジオ・マルキオンネは、フォーミュラEに注意を払っているが、まだフェラーリとの関連性を確信していないと語る。「今のフォーミュラEの形では、テクノロジーをコース上で関連づけるのは困難だと思う。まだ私の期待とはほど遠いところにある」とセルジオ・マルキオンネは投資家との電話会談で述べた。「バッテリー容量が足りないので、レース中にマシンを交換しなければならないのはいただけない」「また、電化とフォーミュラEへの関心を示すためのもっとうまく表現する方法を考える必要があると思う。とは言え、引き続き見守ってはいくつもりだ」「いずれ参入するかもしれないという可能性についてはまだ捨てていない。フェラーリが違いを効果的に発揮できるようなパラメーターになったらね。そうでなければ参加はしない」