フェラーリは、予期せぬ4月のブレイク期間を“ミニプレシーズン”として活用し、巻き返しを図る構えだ。開幕からメルセデスに対して明確な遅れを取る中、マイアミGPを“新たなスタート”と位置づけ、開発と準備を集中的に進める。では、フェラーリはこの期間で何を行うのか。
4月を開発集中期間にバーレーンとサウジアラビアの中止により生まれた空白期間を受け、フェラーリはテストと開発を集中的に行う計画を立てている。まずムジェロではTPC(Testing of Previous Car/旧型車テスト)を実施し、アントニオ・ジョビナッツィ、アーサー・ルクレール、アントニオ・フォコが走行を担当する。続いてフィオラノではピレリのテストに協力し、2027年用タイヤの評価を行う。必要に応じて人工的に散水を行い、ウェットおよびインターミディエイトの条件を再現する。モンツァで新パーツ投入へ4月22日にはモンツァでフィルミングデーを活用し、マイアミGPに向けた新パーツの走行確認を行う予定だ。この走行はデモタイヤで200kmの制限内となるが、実戦投入前の重要なチェック機会となる。マイアミは“新たな選手権”チーム代表フレデリック・バスールは、この期間の重要性を強調している。「すべてのチームがマイアミにアップデートを持ち込む。エンジンメーカーもソフトウェア改善に取り組む時間がある。そこから新しい選手権が始まる」現状、予選ではメルセデスにコンマ5〜7秒の差をつけられているが、レースでは差は縮まると見られている。エンジン開発は制約ありただしフェラーリの最大の弱点であるパワーユニットについては、すぐに改善できる状況にはない。「マイアミに向けてエンジンに関する新しいものは持ち込めない。我々は他の部分に集中する」とシャルル・ルクレールは語る。そのため、フェラーリは車体や運用面での改善に注力する方針だ。中盤の逆転要素も視野さらにフェラーリは、シーズン中盤に導入が見込まれるADUOシステムにも期待を寄せている。これは遅れを取るメーカーに対し、パワーユニットの改善機会を与える仕組みであり、巻き返しの重要な鍵となる可能性がある。巻き返しへ向けた準備開幕3戦を終えた段階で、フェラーリはメルセデスに対して明確な差を抱えている。その差を縮めるための“再スタート”が、この4月の開発期間だ。マイアミGPは、フェラーリにとって単なる次戦ではなく、シーズンの流れを変える重要な分岐点となる。Source: GMM
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