スクーデリア・フェラーリのF1チーム代表のフレデリック・バスールは、イタリアGPでのチームのアップグレードがレース結果に重要な影響を与えたと述べた。フェラーリは、ホームイベントに改良したマシンで臨み、エンジンカバー、フロア、ディフューザーに変更を加え、モンツァの高速特性に合わせてローダウンフォースのウイングを装着した。
フェラーリはホームレースで勝利を収め、1ストップ戦略でマクラーレンを破り、シャルル・ルクレールが今季2勝目を挙げた。ルクレールはレース開始時にランド・ノリスを追い越し、戦略で後れを取ったマクラーレン勢と競り合った。そのパフォーマンスにおけるアップグレードの重要性を問われたバスールは「正直なところ、モンツァのようなトラックでは、アップグレードがもたらす影響を理解するのはかなり難しい。なぜなら、他のシーズンと比べて構成が大きく異なるからだ」と答えた。「しかし、最終的に予選を見て、10分の1以下の差で6台か7台の車がいるのを見ると、あらゆる部分が違いを生み出す」「しかし、コンマ1秒を争うとなると、私は全力を尽くしたい。結局のところ、予選では200分の1秒以内に4台のマシンがひしめいていたからだ」バスールは、週末の結果にとってアップグレードが重要だったと述べたが、フェラーリの勝利能力はタイヤマネジメントに結びついていると結論づけた。「確かに、アップグレードが重要であることは確かだ。しかし、結局のところ、レースでのペースはタイヤマネジメントに大きく関係している」「100分の1秒から200分の1秒の差で6台から8台の車が並ぶ予選では、あらゆるアップグレードが大きな効果を発揮する」