スクーデリア・フェラーリは、2024年F1第9戦F1カナダGPのフリー走行2回目でシャルル・ルクレールが異例のルール違反を犯したため、スチュワードから5,000ユーロ(約84万円)の罰金を科された。2回目のセッション開始時には雨が降りそうな中、ドライバーたちはコース上での走行を待ち望み、シャルル・ルクレールはガレージで待機していた。
チームメイトのカルロス・サインツはミディアムタイヤでコースに出た。しかし、フェラーリはすぐにインターミディエイトタイヤをルクレールの SF-24 に装着し、コースに送り出した。しかし、インターミディエイトタイヤとウェットタイヤは、レースディレクターがトラックがウェットであると宣言した場合にのみ使用することができる。これは、F1競技規則の第30.5.L条に定められている。ニールス・ヴィティヒによってウェットが宣言されていなかったため、スチュワードは、フェラーリがミスに気づいて1周しか走らないままピットインにルクレールを呼び込んだものの、規則に違反していると判断した。このため、フェラーリは5,000ユーロの罰金を科せられた。 シャルル・ルクレールはFP2を4番手で終え、カルロス・サインツは13番手だったが、路面が混在したウェットコンディションだったため、ラップタイムは参考にならない。