フェラーリF1のチーム代表を務めるマッティア・ビノットは、ドライバーがクラッシュを引き起こし、ライバルチームに損害賠償をもたらした場合、該当チームは財政的責任を問われるべきだと提案する。2週間前のF1イギリスGPでは、マックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンの衝突が注目を集めたが、日曜日のF1ハンガリーGPでもオープニングラップで多重クラッシュが発生。マシンの修復に損害を被ったチームは、1億4500万ドルの予選上限に対してコストを調整するという課題が浮き彫りになった。
レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1イギリスGPで大破したマックス・フェルスタッペンのマシンの修理には約180万ドル(約2億円)のコストがかかったと見積もっている。しかし、F1ハンガリーGPでバルテリ・ボッタスが引き起こした多重クラッシュによって、レッドブルF1は再び2台に多額の修理費用を課せられることになった。F1のルールに書かれているように、過剰なダメージコストはチームの予算によって賄われる必要があり、シーズン中に何度もクラッシュした場合、チームに深刻な経済的影響をもたらす可能性がある。フェラーリF1のチーム代表を務めるマッティア・ビノットは、F1のコストキャップ規制に免除を追加することが正しい解決策であるかどうかについては確信を持っていないが、加害者側のチームが被害者側のチームに損害賠償を支払うというアイディアを提示した。「近い将来、他のチームプリンシパル、FIA、F1と話し合う価値があると思う」とマッティア・ビノットは語った。「明らかに無罪である場合、予算上限にそのような損害を与えることは、今ではさらに重大な結果だ」「免除を追加するべきか? それが解決策かどうかは分からに。取り締まるのは非常に難しいと思う」「しかし、ドライバーに落ち度がある場合、そのドライバーのチームが少なくとも他のチームに損害賠償と修理の費用を支払うというのを考えてもいいかもしれない」「それはドライバーにもっと責任を持たせるだろう」フェラーリF1もまた、F1ハンガリーGPのオープニングラップで、シャルル・ルクレールがアストンマーティンF1のランス・ストロールに追突された。この衝撃により、ルクレールのSF21の右側は大きく損傷し、その場でレースからリタイアを強いられた。
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