フェラーリF1は、2021年F1オーストリアGPの決勝でカルロス・サインツがハードスタートでのロングスティントとシャルル・ルクレールとのチームプレイで5位を奪取。ルクレールは7位でフィニッシュしてダメージリミテーションのレースを終えた。カルロス・サインツは、ハードタイヤで48周のロングスティントを敢行。その後、ミディアムタイヤで8番手から追い上げをはかり、ハードタイヤに苦しむシャルル・ルクレールが先に行かせるアシストもあり、6位でラインを通過して5秒ペナルティのセルジオ・ペレスから5位を奪取した。
「週末ごとに僕たち行っている仕事に自信を持ってオーストリアを離れることができる」とカルロス・サインツはコメント。「今日、僕たちは優れた戦略、優れたタイヤマネジメント、チームワークでスムーズなレースを展開した」「僕たちはハードでスタートすることを選んだ。最初の数周はグリップが足りなかったため、スタート時に2~3つポジションを失ったけど、自分のレースは1周目ではないことは分かっていた。目標は可能な限り最初のスティントを延ばすことだったし、タイヤをセーブするために非常に安定したペースを維持することができた。実際にミディアムに交換する前にとても長い周回数を走れたし、そこからチェッカーフラッグまで全開だった」「裕毅(角田)をパスした後、すぐに前のマシンに追いついて、シャルルとのチームワークとダニエル(リカルド)への良いオーバーテイクのおかげで、5位のためにチェコ(ペレス)から10秒以内でラインを通過するができた」「ここオーストリアでは良い日曜日を2回過ごすことができたけど、僕たちはまだ目標から遠く離れている。野心とモチベーションは高いし、今後のレースで改善するために懸命に努力していく」シャルル・ルクレールは、セルジオ・ペレスにペナルティが科した2回のインシデントに巻き込まれたこともあり、7位でフィニッシュした。「もっと良い結果が得られたと感じているし、僕にとって苛立たしいレースだった」とシャルル・ルクレールは語る。「僕とカルロスの間で戦略を分割することは、最終的にチームに利益をもたらした。レース終盤にハードでダニエルに前で戦うのに苦労していたので、カルロスに挑戦してもらったけど、それは僕たちにとってうまくいった」「ギャップが見えたら、いつでもその機会を利用しようとした。チェコとの接戦が2回あったけど、彼は自分が限界を少し超えていたことを分かっていると思う。僕たちはすでに話をしてわだかまりを解いている。結局、それはすべてゲームの一部だ」「5位と8位は僕たちが望んでいる結果ではないけど、今日は堅実な仕事をしたと思う。僕たちはかなりハードに仕事をしているし、すべての前身が重要だ。一貫性を保ち、このような仕事を継続しなければならない。今後数レースで強いレースペースを確認できることを願っている」