フェラーリF1は、レーシング・ポイントのブレーキダクトに対する裁定に不服として上訴した。金曜日の朝、FIAスチュワードは、ルノーF1によるレーシング・ポイントのブレーキダクトが昨年のメルセデスと同一であるとのが抗議に対して、チーム自らが設計してものではないとして15ポイントの剥奪と40万ユーロ(約5000万円)の罰金を科した。
だが、ライバルチームはレーシング・ポイントに対する処罰の甘さに驚いていた。今回の裁定は競技規則に違反ではあるものの、技術規則には違反していないため、今後もレーシング・ポイントは該当のブレーキダクトを使用することができる。そして、驚いたことに最初に上訴の意思を示したのはフェラーリだった。フェラーリは、ハースF1とアルファロメオに同じようにエンジンやギアボックスなどのノン・リステッド・パーツを販売している。フェラーリの広報担当は「今朝のFIAスチュワードのレーシング・ポイントに関する決定に上訴する意向を表明したことを確認することがでいます」と述べた。上訴には24時間の制限があり、より多くのライバルチームもフェラーリに続くか可能性がある。また、レーシング・ポイント自体もそもそれも裁定に対して上訴する権利がある。レーシング・ポイントの今季マシンRP20は、昨年メルセデスがタイトルを獲得したW10を写真を基に再現したマシン。“ピンクメルセデス”と揶揄されるマシンは開幕戦から速さを見せており、15ポイントの剥奪がなければ、コンストラクターズ選手権でフェラーリやルノーF1よりも上位に位置している。
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