フェラーリは、ジュニアドライバーのミック・シューマッハが将来的にF1シートの“良い候補”になると考えている。7回のF1ワールドチャンピオン ミハエル・シューマッハの息子であるミック・シューマッハは、2019年のF2デビューシーズンにハンガロリンクのレース2で勝利を挙げたものの、総合結果は12位でシーズンを終えた。
また、4月に行われたF1バーレーンテストではフェラーリとアルファロメオ・レーシングのF1マシンを走らせて公式テストデビューを果たしている、フェラーリのF1チーム代表を務めるマッティア・ビノットは、フェラーリとして2020年のミック・シューマッハに“期待している”と語る。「彼をフェラーリ・ドライバー・アカデミーの一員にできたことを非常に誇りに思っている」とマッティア・ビノットは語る。「彼がミハエル・シューマッハの息子だからというだけでなく、彼は良いドライバーだと思っている。実際、彼は今シーズンもうまくやっていた」「順位を見れば、上位には経験豊富なドライバーがトップにいる。だが、経験を積むには良いシーズンだった」「そして、ルーキーの観点から見ても、彼はうまくやっていた。彼はルーキーだった。だから、来シーズンは彼がどれだけ進歩しているかを理解するための鍵になると思う」「彼は1シーズンの経験を積んでいあるので、来年には多くのことを期待しているし、彼は将来F1の良い候補になると確信している」マッティア・ビノットは、ミック・シューマッハがフェラーリのメインチームのF1ドライバー候補になるかどうかを判断するのは時期尚早だと付け加えた。フェラーリは、ザウバーが運営するチームの1つのシートを支配しているため、ミック・シューマッハの最初のF1昇格はおそらくアルファロメオ・レーシングになる。「彼は将来、フェラーリの候補者になるのだろうか? それはあまりに時期尚早だ」とマッティア・ビノットは続けた。「しかし、フェラーリ・ドライバー・アカデミーの目的は、フェラーリの次の才能を見つけることであり、彼はフェラーリ・ドライバー・アカデミーの一部だ。最終的に、彼はこのグループにとどまる才能を持っていると信じている」「それに2021年は若い才能にとって早すぎるだろう。2021年はまったく新しいタイプのマシンになるため、ドライバーの経験が重要になる」情報筋によると。ミック・シューマッハは、アルファロメオ・レーシングのセカンドシートのドライバーとして評価されたが、シーズン後半のシューマッハのF2での結果とアントニオ・ジョビナッツィの改善によって、最終的にジョビナッツィの残留が決定した。しかし、ミック・シューマッハは、2020年のF1シート獲得のチャンスはなかったと語る。「もちろん、機会があれば、それを掴むけど、、機会はそこになかった」とミック・シューマッハは語った。「それはかなりオープンで明確だ。でも、次の決定はF2にとどまることだった。僕にとって、最も賢く、最も信頼できる決断であり、ドライブできるカテゴリーだ。「来年、F2には新しい18インチタイヤが搭載される予定となっている。2021年にはF1が採用するので、僕にとってプラスになるだろう」「その後、F1へのステップを果たすことができれば、有利なスタートが切れるだろう」
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