フェラーリのカスタマーであるハースとアルファロメオ・レーシングは、F1ベルギーGPでアップグレード版のエンジンを投入。スクーデリア・フェラーリはおそらく次戦F1イタリアGPで新しいエンジンを投入するとみられる。ハースF1チームは、ケビン・マグヌッセンとロマン・グロージャンの2台に新しいユニットを投入したが、アルファロメオ・レーシングはアントニオ・ジョビナッツィのみに投入された。
3人のドライバーは3基目のエンジンであり、グリッドペナルティは科せられない。来週のモンツァでフェラーリの2台も同様となる。だが、アルファロメオ・レーシングのキミ・ライコネンは現段階で3基目を使用しているため、F1イタリアGPで投入した場合はグリッド降格が発生する。フェラーリがアップグレード版エンジンを投入したことで、全エンジンメーカーがF1ベルギーGPで改良されたパワーユニットを投入したことになる。ルノー勢は、ニコ・ヒュルケンベルグとダニエル・リカルドに続き、マクラーレンのカルロス・サインツも“スペックC”エンジンを投入。3名は5グリッド降格ペナルティを受けることになる。ホンダの“スペック4”を搭載したアレクサンダー・アルボン(レッドブル)とダニール・クビアト(トロロッソ)、メルセデスの“フェーズ3”を投入したランス・ストロールは最後列からのスタートとなる。