フェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長は、チームが2016年のF1マシン開発に“失敗した”と認めた。 今週末にホームレースを迎えているフェラーリだが、メルセデスと戦えるという期待を胸に挑んだ今シーズンはまだ1勝も挙げていない。そればかりか、レッドブルにコンストラクターズ選手権2位の座を奪われている。
F1イタリアGP予選前、セルジオ・マルキオンネは今シーズンが順調だと装うことに意味はないと述べた。 「私の心に疑いはない。甘い表現を使ってごまかそうとしても意味はない。マシンはそのレベルにはない」とセルジオ・マルキオンエはコメント。「オーストラリアではうまくスタートを切ったが、さまざまな理由からシーズン中の開発に失敗したと思う」「この件についてはすでにうんざりするほど事後分析をしており、もう終わっている」 夏休み前にテクニカル部門を率いていたジェームス・アリソンが離脱したことを受け、フェラーリは人員の再配置を行ってきた。セルジオ・マルキオンネは、2017年に正当なチャレンジをするためのピースは揃っていると考えている。 「我々はチームのリーダーシップに変更を行ってきた。私は“キッズ”たちで構成されたこのチームを快適に感じている。彼らにはスクーデリアの運命を変えるだけの十分な能力がある」 「我々には必要なものが揃っているが… 残念ながら、シーズンはあまり残されていない」「しかし、クルマに施した変更という意味では、過去の感触に比べてすでに前よりずっと安心できるように感じている。まずは彼らに今シーズンを終わらせよう。我々は2016年の残りのレースで自分たちにできるベストを尽くすだろう。バトルは2017年の最初のレースでスタートする」
全文を読む