フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長は、マクラーレンが引き抜きをチラつかせているに関わらず、フェルナンド・アロンソのフェラーリへの長期的なコミットについて心配はしていないと主張する。今年の夏、フェルナンド・アロンソはパフォーマンスが向上しないフェラーリのマシンへの不満を表し、ルカ・ディ・モンテゼモーロから公然と叱責され、両者の関係が悪化していると噂された。
またフェルナンド・アロンソのマネジメントは、レッドブルとロータスに将来について打診したことが明らかになり、マクラーレンは、ホンダとの提携が開始される2015年にフェルナンド・アロンソを連れ戻すこと検討しているとも言われている。しかし、ルカ・ディ・モンテゼーモロは、フェルナンド・アロンソとの関係は非常に良好であり、契約が切れる2016年末までアロンソがチームを去ることについては心配していないと述べた。「アロンソの将来についての推測は、メディアにとっては良いネタだし、一般の人々もこれを楽しんでいることだろう」とルカ・ディ・モンテゼモーロはコメント。「私はフェルナンドに非常に満足している。彼は2016年末まで我々と契約している」「私の唯一の懸念は、彼のためにもっといいマシンを用意できるかどうかだ」「私は多くの問題を抱えている。だがナンバーワンドライバーに関しては全く問題ない。その後の契約については、今後2年のうちに話し合うことになるだろう」「アロンソのフラストレーションは理解しているし、私も同じ気持ちだ。フェルナンドには“今年2位になったのはマシンのおかげではなく彼自身の能力のおかげだ”と伝えた」「一方で、私は難しい時期であっても、外面的にも内面的にもチームに非常に近いところにいてくれることをドライバーに求めている」「シーズン中盤、彼にはそのような努力を求めた。だが、私は彼がチームにいることを非常に喜んでいる」2014年、フェラーリは、フェルナンド・アロンソとキミ・ライコネンというペアを起用する。言うモンテゼモーロは次のように付け加えた。 「キミに関しては(ステファノ)ドメニカリの推薦に従ったことに満足している。彼に会ったとき、とても調子が良かったし、やる気も十分持ち合わせていた」「チームの内外で彼が受けた温かい歓迎を目にして嬉しく思った。うちのコンビはメルセデスと同様に、2014年のチャンピオンシップで最強だと思っている」