フェリペ・ナッセは、スポンサーの問題によってザウバーとの2017年の契約に遅れが生じている。今年初め、フェリペ・ナッセのメインスポンサーであるブラジル銀行は頭取が変わり、他の重要なポジションのメンバーも再編成されている。それは、ブラジル銀行とフェリペ・ナッセのアドバイザーとの交渉に悪影響を及ぼしており、ザウバーとの交渉に遅れが生じている。
ザウバーは、2週間後の最終戦アブダビGPでドライバーラインナップを発表したいと考えており、無期限に待つつもりはないとされている。フェリペ・ナッセは「いらいらしていると言うつもりはない。とにかく状況がそうさせている」とコメント。「ザウバーは魅力的な場所だし、多くの人々が加入して再編成されている。成長している途中だ」「状況の変化は良いことでしかないし、2017年に多くの焦点が置かれている。今年とはだいぶ異なる」マーカス・エリクソンはザウバー残留が確実チームメイトのマーカス・エリクソンは、ニコ・ヒュルケンベルグが抜けたフォース・インディアの空席を目指していることを明らかにしていたが、その場所はエステバン・オコンが獲得した。マーカス・エリクソンと彼のスポンサーは、ザウバーの新オーナーであるロングボウ・ファイナンスと関連があると見られており、エリクソンは2017年にザウバーで3シーズン目を過ごすことが確実とみられている。マーカス・エリクソンは「他にそれほど多くのオプションはないけど、今はザウバー残留の可能性が高い」とコメント。「何も完了していない段階で何かを言うことはできないけど、以前にも言ったように、ザウバーは正しい方向に進んでいるし、今年だけでなく、来年のためにも多くの良い契約をしている」「シーズン序盤はだいぶ苦戦していたし、かなり難しそうだったので、2ヵ月前は最も魅力的なオプションではなかった。でも、シーズン後半はかなり発展していったし、ザウバーチームはどんどん強く前進している」