フェリペ・ドルゴビッチは、キャデラックF1チームの候補として名前が挙がっているが、新チームが多数のドライバーと交渉している現状に懸念を示している。2022年にF2王者となったブラジル人ドライバーのドルゴビッチは、以降アストンマーティンのリザーブとしてF1に帯同。これまでに数回のFP1出走経験があり、2023年のプレシーズンテストでは負傷したランス・ストロールの代役も務めた。ただし、F1での決勝デビューはいまだ果たしていない。
今週末にはフォーミュラEのベルリンE-Prixで初めて世界選手権のシングルシーターで競技デビューを果たしたドルゴビッチが、最終目標はあくまでF1にあるという。RacingNews365にF1参戦の可能性を問われたドルゴビッチは、次のように語った。「正直なところ、どうなるか分からない。今は来年に向けてどんな可能性があるかを模索している段階だ」「来年何かがあるかもしれないし、ないかもしれない。でも同時に、1年を通してしっかりレースに集中できる環境も必要なんだ。単発の代役を探し続けるような状況ではなくて、腰を据えて取り組めるものを探している」ドルゴビッチの名前は、キャデラックが関心を寄せている複数のドライバーの1人として挙げられており、そのリストにはバルテリ・ボッタスやセルジオ・ペレスも含まれている。このアメリカ新チームが来季の選択肢のひとつであることをドルゴビッチも認めており、こう述べている。「うん、選択肢のひとつではあるよ。でも同時に、彼らは本当にたくさんのドライバーと話しているから、とても難しい」「もちろん僕はそこにいたいし、F1でレースをしたい。F1で走るのはずっと夢だったし、それを目指して努力している」「でも同時に、F1の外にもレースはある。F1の外にも人生はあるから、少し様子を見るしかないね」
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