関口雄飛は、マスターズF3の決勝レースを18位で終えた。2011年のマカオGPに以来、約1年半ぶりのフォーミュラカーでのレースとなった関口雄飛。初日のセッション1ではマシンのセットアップの確認をおこない、ピットイン、ピットアウトを繰り返し、トップから2秒差の21番手で終了した。
初セッションを終えた関口雄飛は「やはり、2年のブランクは大きく、慣れないまま、40分のセッションが終了してしまいました。ただ、悪い部分は理解できているので、夕方のセッション2では、タイムアップを狙いたいです」と述べた。セッション2では、順調にタイムアップを狙っていった関口雄飛だったが、やはり、はじめてのコースを攻略するには、時間が足らず、最終ラップに記録したタイムがベストラップとなり、20番手で終了した。「車のセットアップは順調に進みましたが、僕自身がいけてませんでした。今日のデーターを解読し、明日の予選にいかしたいと思います」翌日の予選1回目、前日からの問題だった高速コーナーを攻略したものの、低速コーナーでのアンダーステアに悩まされ、関口雄飛はトップから1.5秒遅れの19番手で終えた。「まだまだ走行距離が少なく、トップとのタイム差は、縮まりましたが、納得できないですね。とりあえず、午後の2回目までには、エンジニアと相談し、さらなるタイムアップを狙います!!」自身のTwitterでは「ヨーロッパでボッコボコにいかれてます。というか久々のF3と初めてのサーキットにやられてます。あと45分で予選二回目。素直に現状を受け入れマカオの為に1つ1つ課題をクリアしていきたいと思います」との心境を明かしていた。予選2回目では、コースインから自己区間タイムのベストを記録するも、他の選手に行く手を阻まれ、ベストタイムの更新をできず、20番手で終えた。そして、予選のベストタイムで決まる、明日の決勝スタートは19番手となった。「2回目の予選では、タイムアップするドライバーが少ない中、区間タイムの自己ベストを出せた事は良かったですが、他の選手にひっかかり、1周のタイムをまとめる事ができない悲しい結果でした。明日は気持ちを切替え、マカオに向け、このF3をもっと攻略したいと思っています」Twitterでは「マカオのチームメイトで今回もチームメイトのフェリックスが予選1位。マカオでは俺の方が速かったのに二年のブランクは予想以上につらい。悔しい!」と悔しさをにじませた。迎えた決勝。関口雄飛は19番手からスタートをうまく決めたが、他車との接触をさける為、逆に順位を下げてしまい、オープングラップは、22位で戻ってきた。そこから、25ラップの周回数の中、全車を果敢に攻めたが、大きく順位を上げる事ができず、最終的には18位でゴールする事となった。「予選より1つ順位をあげ、18位でゴールしました。 ペースは確実によくなり、車の特性も理解しましたが、コースの特性上、追い抜きができず+遅い車に引っ掛ってしまい、ベストを出しきれませんでした。今回、僕の挑戦にご協力、応援してくれた皆様、本当にありがとうございました。メインイベントであるマカオでは、本領発揮し、活躍したいと思います」
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