FIA F2選手権 第7戦 イギリス大会のレース2が7月8日(日)シルバーストン・サーキットで行われ、マキシミリアン・ギュンター(BWT Arden)が優勝。牧野任祐(RUSSIAN TIME)は11位、福住仁嶺(BWT Arden)はマシントラブルでスタートできずリタイアした。朝から好天のシルバーストン・サーキットで、F2シリーズ第7戦のレース2が行われた。牧野任祐は6列目12番手から、レース1でリタイアとなった福住仁嶺は最後尾の20番手からのスタート。
午前9時20分、気温23度、路面温度32度のコンディションのなか、セーフティカー先導でフォーメーションラップがスタート。このレースまで、安全上の特別措置でローリングスタートとなる。福住仁嶺はマシントラブルでグリッドからスタートできず、ピットへ戻され、そのままリタイアとなった。スタートで牧野任祐はポジションをキープしたが、2周目に後続にパスされ13番手にポジションを落とす。その後、レースは硬直化し、牧野は前車との差を詰めながらも抜けない状態が続いた。レース終盤、タイヤの状態に差が出て、ポジション争いが激しくなる。15周目に、アクシデントでコースオフするマシンが出たため、牧野任祐は12番手にポジションアップ。そして、20周目に前車をパスした牧野は11番手となり、チェッカーフラッグを受けた。優勝はポールポジションからスタートしたマキシミリアン・ギュンター(BWT Arden)が初優勝。2位にはジョージ・ラッセル(ART Grand Prix)、3位にはランド・ノリス(Carlin)が続いた。今回のレースを終えて、ランキングではジョージ・ラッセルが170ポイントでトップ。2位には133ポイントでランド・ノリス、3位には116ポイントでアレウサンダー・アルボンが続いている。牧野任祐は18ポイントで16位、福住仁嶺は6ポイントで19位。F2第8戦はハンガリー、ハンガロリンクで、7月27日(金)~7月29日(日)に行われる。牧野任祐 (レース2・11位)「何も起きなかったです。淡々と走り続けました。とにかく抜けないですね。ストレートの伸びがないのは相変わらずですが、コースレイアウト的にも抜けない。何度かチャンスがあって、DRSを使ってスリップに入れても横に出てからのもうひと伸びがない。並ぶけど、先行できない状態でした。最後に前をパスして、単独走行になってからはペースはよかったので、それはよかったです。リアタイヤは最後に少し落ちましたが、全体的にはうまく持たせられたと思います。レース1もバーチャルセーフティカーの位置などで不利がなければ、8位入賞はできたと思います。そうすればレース2は先週ほどタイヤも落ちなかったので、期待した結果が出せたと思います。レースペースは、今シーズンでは一番満足できるレースでした。そういったポジティブな部分もあるので、収穫のある週末で、手応えを感じることができました。これまでは、レースペースが課題でしたから。自分の走りは全般的に、毎戦よくなっていると思います。次のハンガロリンクは、昨年もレースで走っているので楽しみです」福住仁嶺 (レース2・リタイア)「ピット前を通過して、もう1周してグリッドに付いた時点で『ラジエーターに穴が開いている』と言われました。ありえないです。『水温が上がっているから、もう走るな』と。今週末は、レースをしないまま終わりました。レース1の電気系のトラブルは、壊れているところを見つけてパーツを交換したようですが、エンジンの遅さも改善されないままでした。フリー走行や予選で、あそこまでタイム差が出るのもありえない。チームもさすがに、モノコック自体がおかしいんじゃないかと、気付き始めているようですけど、周囲は結果しか見ませんからね。それでも、自分ができることは、まだまだあると思います。それは続けて行くし、あきらめないです」2018年 F2 第7戦 イギリス レース2 結果順位NoDriverTeam111マキシミリアン・ギュンターBWT Arden28ジョージ・ラッセルART Grand Prix319ランド・ノリスCarlin41アルテム・マルケロフRUSSIAN TIME520ルイス・デレトラズCharouz Racing System614ルカ・ギオットCampos Vexatec Racing74ニック・デ・フリースPERTAMINA PREMA Theodore Racing85アレクサンダー・アルボンDAMS910ラルフ・ボスチャングMP Motorsport109ロベルト・メルヒMP Motorsport112牧野任祐RUSSIAN TIME127ジャック・エイトケンART Grand Prix1316アルジュン・マイニTrident1417サンティノ・フェルッチTrident1515ロイ・ニッサニーCampos Vexatec Racing163ショーン・ゲラエルPERTAMINA PREMA Theodore Racing176ニコラス・ラティフィDAMS1818セルジオ・セッテ・カマラCarlin1921アントニ・フォコCharouz Racing System2012福住仁嶺BWT Arden
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