ニコラ・ツォロフは、FIA F2イギリス大会のスプリントレースとフィーチャーレースを制し、F2史上初となる3連勝を達成した。カンポス・レーシングのドライバーは、今季ここまでの成長を振り返り、現在の好調ぶりはチームとの強力な連携によって生まれていると語った。レッドブル・ジュニア・チームに所属するツォロフは、シルバーストンでの完全制覇によってランキング首位を固めた一方で、さらなる飛躍のためには予選での改善が必要だと自己分析している。
史上初の3連勝に「言葉では表せない」ツォロフはスプリントレース、フィーチャーレースの両方を制し、FIA F2史上初となる3連勝を達成。レース後は、その快挙をまだ実感できていないと率直な思いを語った。「本当に最高の気分だ。この気持ちは言葉では表せない。チームとして本当に素晴らしい仕事ができたし、僕たちはまさに家族のような存在だ」「マシンを改善し、自分自身も磨きながら毎日成長できている。それが今年の成功の鍵になっていると思うし、それを毎週末続けられている」「今後改善すべきなのは予選だと思う。レースでは本当に大きく前進できた」タイヤマネジメントが最大の武器ツォロフは、今季の好調の理由としてF2マシンに最適なドライビングスタイルを見つけたことを挙げた。「F2マシンに合ったすごく良いドライビングのバランスを見つけられた。タイヤを長く持たせながら、それでも速く走れる。この週末は今年一番いいドライビングができたと思う」予選では5番手に終わったものの、決勝ではスタート直後からポジションを上げ、レースペースとタイヤマネジメントの強さを存分に発揮した。「予選では少し苦戦していた。ラップ自体は良かったと思ったけれど5番手だった。でも、そのセットアップがレースではさらに効果を発揮して、タイヤをうまく守ることができた」チームとの連携が現在の強さを支えるツォロフは、自身の速さだけでなく、カンポス・レーシングとの関係性が現在の好成績につながっていると強調した。「これは僕だけでもチームだけでもない。お互いがすべてをうまくやれている。それが理想的なチームを作っているんだ」「言ったように、僕たちは二人三脚なんだ」ドライバーとエンジニアが一体となってマシンを仕上げる現在の体制こそが、今季の快進撃を支えているという認識だ。勢いそのままにスパで4連勝を狙うシルバーストン完全制覇によって勢いに乗るツォロフは、次戦スパ・フランコルシャンにも強い自信を見せた。「理解はしている。でも、まだ完全には実感できていない。少し時間が必要だ」「3連勝して、さらにシルバーストンでダブル優勝できたなんて、この週末が始まる前には全く予想していなかった」「スパは本当に楽しみだ。素晴らしいサーキットで、カレンダーの中でも一番好きなコースのひとつなんだ」「いい流れが来ていると思う。この1週間のインターバルでもしっかり作業を続けて、同じ勢い、あるいはそれ以上の状態で戻ってきたい。そして予選ペースもさらに改善したい」シルバーストンで歴史的な3連勝を達成したツォロフは、レースペースとタイヤマネジメントではライバルを圧倒する存在となっている。一方で本人は予選を唯一の課題と位置付けており、その弱点を克服できれば、タイトル争いでさらに優位に立つ可能性は高まりそうだ。
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