FIA-F2 第7戦ベルギー大会のレース1でのニキータ・マゼピンの行動に対して5グリッド降格ペナルティが科せられた。レース1でトップでチェッカーを受けたニキータ・マゼピンだったが、角田裕毅への防御の際にコース外に押し出したとして、すぐに5秒ペナルティが科せられて2位に降格。角田裕毅の優勝が確定していた。
ニキー・マゼピンは、パルクフェルメにマシンを停める際に2位のボードを跳ね飛ばした。その先には優勝した角田裕毅がいた。幸いにも角田裕毅に当たることはなかった。レース後、スチュワードはニキータ・マセピンに対して“潜在的に危険かつ非スポーツマン的行動”のため5グリッド降格ペナルティを科した。スチュワードはマゼピンが2位のマーカーと接触する前に非常に速いスピードでパルクフェルメに近づいていたと判断した。また、ニキータ・マゼピンの所属チームであるハイテックGPにレース中のアンセーフリリースでも審議対象となっていたが、その件は叱責にとどめられた。他にもレース後に3名にペナルティが科せられた。松下信治(MPモータースポーツ)は、チームメイトのフェリペ・ドルゴヴィッチの前を横切ってノーズを損傷させたとして3グリッド降格ペナルティを科した。一方、フェリペ・ドルゴヴィッチは義務的なピットストップを最終ラップに行ったとしてレースから失格となった。これは競技規則の第37.6条の違反となる。結果、MPモータースポーツの両ドライバーはレース2を最後列からスタートする。また、マーカス・アームストロング(ARTグランプリ)は、最終ラップの最終コーナーでジャック・エイトケン(カンポス)をコース外でオーバーテイクしてアドバンテージを得たとして5秒ペナルティが科せられ、13位から15位に降格した。関連:F2:ニキータ・マゼピン、角田裕毅の方に2位のボードを跳ね飛ばす暴挙