FIA-F2 第7戦ベルギー大会のレース1が8月29日(土)にスパ・フランコルシャンで行われ、ホンダF1の育成ドライバーである角田裕毅(カーリン)が優勝。ランキング3位に浮上した。25周のレース。ポールポジションからスタートした角田裕毅は1コーナーを制して序盤をリード。5周目に松下信治(MPモータースポーツ)がチームメイトのフェリペ・ドルゴヴィッチとの接触でスピンしてウォールにクラッシュ。VSCが導入される。
11周目にトップの角田裕毅はピットインするが、複数台がピットに入ったことで合流に時間がかかり、1周前にピットインしていたニキータ・マゼピンに先行を許すことになる。3秒リードを築いていたが、逆に3秒のビハインドを負うことになるが、じわじわとその差を縮めていく。19周目にはアントワーヌ・ユベールを偲んでピットウォールで拍手が行われた。角田裕毅は、ニキータ・マゼピンのDRS圏内に入るものの、執拗にインを占めてくることもあり、なかなか抜けない。レースはそのままチェッカーを迎え、マゼピンがトップでチェッカー、0.5秒差で角田裕毅は2位でチェッカーを受けたが、マゼピンのディフェンスに5秒ペナルティが科せられ、角田裕毅が優勝。今季2勝目を挙げた。レース1の結果により、角田裕毅は111ポイントとなり、ランキング首位のカラム・アイロット(122ポイント)、2位のロバート・シュワルツマン(115ポイント)に次ぐ、3位に浮上した。