フォーミュラEドライバーのルーカス・ディ・グラッシは、2026年F1レギュレーションに対して厳しい見解を示し、現在の設計思想は「極めて設計が悪い」と批判した。マックス・フェルスタッペンが2026年F1マシンを「ステロイドを打ったフォーミュラE」と表現したことを受け、ディ・グラッシはその議論に応じる形で自身の見解を語っている。
2026年F1では新たなパワーユニット規則が導入され、MGU-Kの出力が強化されることで、電動パートが総出力のほぼ半分を占める構成となった。このエネルギーマネジメント重視の方向性は一部から批判も受けている。「F1のハイブリッド規則は極めて設計が悪い」とディ・グラッシは語った。「問題はハイブリッドシステムそのものではない。FIAが決めた規則、そしてその規則を決定したFIA内部の一部の人々に責任がある」「その規則のロジックは理解できないが、非常に奇妙な規則が存在する。それによってF1マシンは非常に遅くなり、時には効率的でもなく、レースに適した状態でもなくなっている。だからドライバーたちが不満を口にしている」ディ・グラッシはさらに、フォーミュラEの技術ロードマップ次第では、将来的にF1を性能面で上回る可能性があると主張した。完全電動シリーズは来季、800馬力のGen4マシンを導入予定であり、その後も進化が計画されている。バッテリー技術の継続的な発展により、フォーミュラEが世界最速カテゴリーになる可能性があるという。「僕の見解では、フォーミュラEは数年以内に世界最速のマシンになる」と2016/17年王者は語った。「Gen4.5やGen5に向けて適切な進化を実現できるかどうかにかかっている。我々にはそのポテンシャルがある」「フォーミュラEがF1よりはるかに速くなったら何が起きるのか? 世界最高のドライバーはフォーミュラEで走るのか?」「マシンがより速いという理由で、フォーミュラEのドライバーが最終的にF1ドライバーより優れていると見なされるのか? それともF1ドライバーがこちらに来て両方を戦うのかもしれない。フォーミュラEがウインターシリーズ、F1がサマーシリーズになる可能性もある。両方に参戦できるかもしれない。分からない」「政治的な力が後押しするかどうかは分からないが、自然な進化としてフォーミュラEのマシンはF1よりはるかに速くなるだろう」モナコについて問われると、ディ・グラッシは次のように続けた。「今年ではないかもしれないし、Gen4でもないだろう。しかしGen4の1〜2年後、次のサイクルでは、F1より2秒、3秒、4秒、あるいは5秒速くなる可能性がある。四輪駆動やトラクションコントロールも導入される。非常に良いものになる」2026年パッケージをテストしたF1ドライバーと話したかと問われると、ディ・グラッシは「何人かと話した」と答えた。「シミュレーターで走っている人たちと話したが、規則は非常に奇妙だ。いくつかのサーキットでは多くの問題を生み出している」
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